なにしようかな

人から「もう会えない」と言われたのが初めてで、こんなにキッパリと関係が切られても、そう言ってくれるだけまだ良かったなんて一切思えないものだ。選ばれなかったことへの執着で胸がぎゅうぎゅうに潰されて、選んでくれた人への申し訳なさが生まれる。それでも選んでくれない人を好きになってしまうと友人に話したら「そんなものだよ」と返された。みんなそんなものらしい。好きな人も20歳の頃の恋愛を引きずっていたし、その後にできた元カノの話を私にしてきたりした。私と会っているのになんだこいつとは思ったけれど、それ以上に私には彼の魅力がわかるのにな〜と聞いていて寂しい気持ちになった。友人はそれに対しても「自分だけとか思っちゃうよね」と共感してくれた。自分が下手な恋愛をして勝手に苦しんでいるだけかと思ったらだいたい周りも“そんなもの”らしい。

にしても話した人全員に「変な人」「やめときなよ」と言われていた。やめとけと言われる人を好きになるのもまた「そんなもの」だと友人は言った。ベタな傷つく恋愛してたんだなと笑えてきた。

全然眠れなかった。朝からこんな文章書いてる。でも今回は出会いから別れまでいちばん頑張ったよ〜たかが数ヶ月だけど頑張ったの。ここまで駒を勧められたのも凄いよ〜と褒めてくれた友人の言葉を思い出して胸がきゅーとなる。私の失恋話を大事な話と言ってくれる人がいてよかった。

生活が戻っていく。時間が増えていく。恋愛する前の自分何してたっけ?と冬のツイートを見返したら恋愛してなくても鬱だった。冬だからしょうがないよね。

彼からありがとうと返信がきて終わったままのラインが返せない。もう返さなくていいのか。あー、もっと言いたいことたくさんあったな。ここが素敵だったよとか伝えても良い存在になりたかったな。もう少しで誕生日があって歳をとる、だから22歳の思い出として全部閉じ込められそう。凄い一年だったね。何事も頑張りすぎちゃったね。23歳はなにしようかな。今が人生のドン底だと思ったらこのあとが楽しみだね。失恋がきっかけで会えた人や会える人、周りともっと深い話ができたこと、私スピッツファンで繋がった子たちとまさか恋愛トークできるなんて思ってなかったよ!改めて周りの優しさに気づけてボロ泣きできたからよかったのかも。よかったね。がんばろうね。